海恋
七海は、まだスマホを持ってないし…。
母親からは、何度もウザいLINEが来たから、受信拒否にしてあるし。
じゃあ、誰?
受信ボックスを開くと、知らないアドレスから来ていた。
えっ、なんか怖いんだけど…。
「ねぇ、リコ……」
「何か?」
「このアドレス、知ってる…?」
リコにスマホを見せると…
リコは暫く考えた後、『あいっ!』と閃き、あたしにこう言った。
「それ、裕だと思うさ!」
「えっ、裕くん?!」
な、な、なんであたしのアドレス知ってるの?!
「アヌ… 咲良、わっさん」
「…えっ?」
なんでリコが謝るの?