海恋
「咲良ぬアドレス、わんが裕に教えてしまったぬさ」
「ええーっ!」
び、びっくりだ。
「あたしの、教えたの?」
裕くんに教えちゃったんだ…。
「わっさん…… わっさん咲良!
許して欲しいさ」
申し訳なさそうにリコが続けた。
「でも裕は、悪い奴じゃないさ。
それだけは、わかって欲しいさ」
リコは頭を深々と下げた。
「り、リコ、もう良いって、お願いだから、頭を上げて?」
リコは頭を上げたけど、まだ申し訳ないと言った表情をしていた。
「咲良…わんぬ事、許してくれるぬ?」
「…当ったり前じゃんっ!
リコは友達だもん、それにあたし、怒ってないしさ」