海恋


またまたあたしが抱き締め返して、リコがまたまた抱き締め返して………。



「…って、咲良、キリないが……」



リコが苦笑いしている。



「続きは、夢ぬ中でやるが!」



「そうだね」



リコと離れて、布団の中に入って、眠りに就いた。



あたしはその夜、リコと延々に抱き締めを繰り返す夢を見た。



次の日――――。



目が覚めて横を見ると、リコはもう目を覚ましていた。



「リコ、おはよ~」



そう言いながら微笑むと、リコはまだボンヤリとした目であたしを見て、



「咲良…?」



と呟き、布団から起き上がって



「…うきてぃー」



そう言って、ニコッと笑った。

















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