海恋
「リコ、ただいま~」
「あいっ、咲良、ウタイミソーチー!」
「へ…?」
“ウタイミソーチー”??
あたし、もう沖縄に来てからだいぶ経つけど、まだまだ、方言は覚えられてないし、全然慣れてもいない。
なのに、リコは嫌な顔1つせずに
「咲良、“お疲れ”」
って、微笑みながら教えてくれた。
あたし……… 寮の部屋、リコが一緒で良かった。
「リコ………大好きっ!」
あたしは思わずリコに抱き付いた。
「咲良ぁ、照れるさあ~」
リコも顔を少しだけ赤くしながらも、ギュッと抱き締め返してくれた。
そして、あたしがまた抱き締め返すと、リコも抱き締め返してくれて。