海恋
てか… 話全く聞いてなかった!
どうしよう……わからないよ………。
オロオロと焦っていたら、横から、小さなメモ用紙が差し出された。
それを開くと、綺麗な文字で、答えらしき物が書いてあった。
その答えを答えると…
…先生は、ニンマリと笑った。
「正解さ。 難しい問題だったぬに、良く答えられたさ」
満足そうに先生が言い、また授業の続きを話し始めた。
あたしは、メモ用紙の下に、小さく【ありがとう】と書いて、横に差し出した。
すると陸くんは、あたしに顔を近付けて来た。
まさか………… キス!?
…と思ったら、形の良い唇は、あたしの耳に向けられた。