海恋
でも、今回は………違った。
泰代は軽くスキップしながら、ドラッグストアに入って行く。
そしてまっすぐ、カラーリング剤のコーナーへ。
でも…
今回手に取ったカラーリング剤は、いつものと色が違っていた。
「泰代、これ違うよ?」
泰代にそう言うと、泰代はアハハと笑いながら首を横に振った。
「実は昨日、Twitter見てたら、東京ぬイナグーが紹介しとるカラーリング剤が、東京で流行ってるって書いてあったぬよ。
やさから、これにしようと、昨日から決めとったんよ!」
あ……… そうなんだ。
東京の女…… あたしにとっては、最悪な存在だ。
自分の思い通りに動かない奴を、すぐに捨てる。