海恋


その翌日。



あたしは、自分の髪をちょくちょく触りながら登校した。



昨日、寮の部屋に帰ったら、案の定、リコにすごくびっくりされた。



まぁ、予想してた通りの反応だった。



でもまさか、泣いてしまうとは思わなかったけど。



リコも、泰代の裏の顔を知っているみたいだから、染め直せとは言って来ない。



今朝も、何事もなかったかのように会話し、普通にいつも通りに登校した。



教室に入り、席が離れているリコと別れ、自分の席に着くと、もう来ていた隣の席の陸くんが、目を丸くしてあたしを見た。



「今度はまた随分と思い切ったね」



どう答えたら良いかわからず、とりあえず苦笑いしながら頷いておいた。

















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