海恋


それなのに、なんで、七海をフッただけで、こんなに泣けてしまうの…?



あたし、わからない。



自分自身の、本当の気持ちが、わからないよ...



あたしは約1時間位、その場で膝ま付いて、泣いていた。




ある程度落ち着いて寮に戻ると、リコに目が真っ赤だとびっくりされた。



リコを見て安心してしまったのか、泣き止んだあたしは、また泣いてしまった。



そして泣きながら、今日あった事を、しゃくりあげながらだけど、リコにゆっくりと話した。



全てを話し終えると、リコはハァと溜め息を付いた。



「咲良はさぁ…
自分ぬ気持ちに、疎過ぎるんだが」



「えっ!?」



いきなりリコの口から出た、厳しい言葉だった。

















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