海恋
「きっと咲良はさ、ソヌ、七海くんが好きなんよ」
「えっ!?」
あたしが、七海を好き…?
「図星かね」
「ち、ちち、違うよっ!
あたしは、陸が好きだから!
七海の好きと、陸の好きは、別物なんだよ...」
「ふーん?」
リコは意味深にニヤッと笑うと、あたしの肩に手を置いた。
「じゃあさ、なんで七海くんフッた時、そんなに泣いたぬ?」
「そ、それはっ…」
「咲良。
もう、無理しない方が良いと思うが」
リコはあたしの肩から手を離すと、ハッキリとした声で断言した。