海恋


「咲良は、七海くんが好きなぬさっ!
良い加減、認めるがっ。

いつまで、田中くんと恋愛ごっこしてるつもりなぬ?
これじゃ、田中くんだって、咲良は利用してるだけだけん、可哀想さっ!」



「リコ…」



そうだよね...



こんな中途半端な恋愛じゃ、陸も七海も、可哀想だよね。



「リコ、あたし...
陸と、明日別れる...
それで、ありのままの気持ち伝えて、ちゃんと謝るよ」



「咲良~、偉いさっ!
ちばりよーっ」



「うん!」




リコとそう誓った昨日…。



今日はもう半日過ぎているが、あたしはまだ陸に別れを切り出せてない。



でも、『話があるから、放課後屋上で待ってる』と、さっき学食を一緒に食べていた陸になんとか言った。

















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