海恋


「なんで…」



「…え?」



「別れよ?って...
何それ? 冗談キツくない?」



「じょ、冗談なんかじゃないよ!
あたしは、本気だよ...」



陸だって、いきなりこんな事言われて、そうなる気持ちはわかる。



でも、あたしと付き合ってたら、もう、ダメなんだよ…!



「なんでだよ...
まだ付き合ってから、全然経ってないじゃん。
デートだって、1回もしてない。
キスだって……
まだ……まだ何にもしてないじゃんか、オレ達っ!」



そう叫んだ陸の澄んだ瞳が、段々潤み始めていた。



ごめん…



ごめんね… 陸…っ!



いくら謝っても、謝り切れないよ…!

















< 275 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop