海恋
「なんで…」
「…え?」
「別れよ?って...
何それ? 冗談キツくない?」
「じょ、冗談なんかじゃないよ!
あたしは、本気だよ...」
陸だって、いきなりこんな事言われて、そうなる気持ちはわかる。
でも、あたしと付き合ってたら、もう、ダメなんだよ…!
「なんでだよ...
まだ付き合ってから、全然経ってないじゃん。
デートだって、1回もしてない。
キスだって……
まだ……まだ何にもしてないじゃんか、オレ達っ!」
そう叫んだ陸の澄んだ瞳が、段々潤み始めていた。
ごめん…
ごめんね… 陸…っ!
いくら謝っても、謝り切れないよ…!