海恋
赤裸々にありのままを語っていくあたしを、陸は黙って見つめていた。
あたしの言葉を遮ろうとはせず、何も口を出そうとはしなかった。
「でも…こんなのダメだって思ったの。
あたしは、偽りの恋愛ごっこをして、陸を傷付けてるだけだった。
本当に…ごめんね、陸」
陸は、相変わらず何も言わない。
「あたしね、これからは、全力で頑張ろうと思ってる。
ズルい事とか考えないで、ただバカ正直に、その子に突っ走ってこうと思う。
だから、週末の休みに、その子に気持ちを伝えようと思ってるんだ。」
本音だけを暴露すると、心が段々軽くなっていく気がした。
陸は… 優しいね。
突き放さずに、こうして話を聞いてくれるんだから。