海恋
席に案内され、七海と向き合う。
「七海、何にする?」
メニューを見ながら、七海に早速聞くと、笑われた。
「咲良はもう決めたぬ?」
「まだ…」
「俺もまださ!」
「だ、だよね…」
だってメニュー見て、数秒で聞いたんだもの、さすがにまだ決まってないよね。
何気にメニューを見ていると、気になる物が目に入った。
「あっ!! 七海、2人でコレ食べない?」
そう言ってあたしが指差したのは、カップルメニューと書かれた、大きめの皿に乗った、2人分のタコライス。
「これかね?
…うー、いいよ」
七海は笑顔で快くOKしてくれた。