海恋
「七海、ありがとね」
女子寮の前に辿り着き、ここまで送ってくれた七海にお礼を言った。
「気んかいさんけー。
咲良、また行くが、ラブホ」
「やだ、七海ったら…」
アハハと2人で笑い合い、「じゃあね」とお互い手を振り、解散となった。
七海とあたしの初めてだらけのデートは、無事に幕を閉じた。
なんか、あっという間だったな。
女子寮の部屋に入ると、笑顔のリコに迎えられた。
「おけーり。
どうだったかね」
「すっごく、楽しかった!!
プリクラも撮ったんだよ!」
「じゅんに?」
「うん。 ほら、これ…」
昨日撮ったプリクラを取り出し、リコに渡した。