海恋


陸が…?



陸は… なんで、そんなに優しくしてくれるの?



あたし達は、もう終わったのに。



未だに、優しくしてくれるの?



そんなの、



「ズルい… ズルいよ…」



「咲良ぁ?」



萌絵が、首を傾げながら、こっちを不思議そうに見ている。



あっ…!



「も、萌絵っ!
七海がっ、七海がっ!」



「え?
咲良、いきなりどうしたぬ?」



萌絵はいきなり騒ぎ出したあたしを見て、困惑している。



「ゴメン、萌絵。
あたし、ちょっと行って来る」



「え?!
えっ、ちょ、咲良待…っ」



焦る萌絵の言葉を遮り、あたしはベッドから飛び出し、保健室を駆け出した。

















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