海恋
「やさから欠席ってさっきから何度も言ってるんやしが!!
何回もしつこいやいびーん!」
その子は厳しい口調で怒鳴った。
「…ふーん。
…じゃあさ、なんでそんな悲しそうな顔してるの?」
「そ、そんなちらしてないやいびーん」
慌てた口調で答えたこの子は、七海がいない本当の理由を絶対知っている。
七海と同じクラスなんだから。
「ねぇ、もし何か隠しているんなら、あたしに言ってみて?」
「…っ」
その子は、いきなりその場で泣き崩れてしまった。
周りの人が怪訝そうな表情でこちらに視線を送っているけど、あたしは構わずに、泣いている子に詰め寄り問い掛ける。