海恋
確かに綺麗な陸くんの字体で、それは書いてあった。
「裏を見てみろよ」
マホちゃんに言われ、裏を見てみると
あたしみたいな字形で、【はい】と書いてあった。
でも…書いた覚えが全くない。
「あたし………こんなの書いてない」
「惚けんなっ!」
思わず、背中を身震いさせた。
怖かった。
本当に書いてないのに、誰も味方に着いてくれなかった。
ユウちゃんまでも。
あれからあたしは、クラスから完全に孤立した。
話し掛けようとしても無視され、目を合わせると反らされる。
ユウちゃんに話し掛けようとしても、背を向けられた。
ユウちゃんは、マホちゃん達のグループにいるようになった。