海恋
そんなだから、中学校の3年間も、友達が1人も出来なかった。
高校こそは別れようと、思い切って地元から離れた高校を受験した。
…そして、入学式。
これから始まる新たな人生に、ワクワクしていた。
もう、あたしを苛めて来たマホちゃん達もいない。
沢山、友達を作ろうと思ってた。
なのに…
新しいクラスで、担任が出欠を取っていた時、聞いてしまった。
聞きたくもない名前を。
「村田 マホ」
「…はいっ!」
村田、マホ………?
なんで…?
ホームルームを済ませると、マホちゃんがニヤリと笑い
「貝橋さん、また一緒なんだね!
これから、よろしくねっ」
あたしにそう言った。