海恋
普通に眠っていた……筈、なのに。
何故かこの日だけは寝相がすごく悪くて、ベッドから勢い良く落ちてしまった。
ドスン!!
でも、何故かあんまり痛くなかった。
その代わりに、下から
「あが~…」
と言う声が聞こえて来た。
まさかと思い飛び起きると、あたしの予感は的中。
なんと、落ちた丁度下に、七海が寝ていたのだ。
つまり、七海があたしの下敷きになってしまった。
あたし… 重いんだよね。
どうしよう。
「ご、ゴメン、七海。
重かったでしょ? あたし」
と言うと、コクリと頷き、
「すんごく、重かったさぁ~…」
と、困ったような顔で言った。