ヒマワリの笑顔
1週間後母は退院した。


すっかり顔色は良くなったが、やはり元気がなかった。

母の手のひらがいつもはお腹にあったのに、もうない。

そう、流産だった。

父はひどくやつれ、1週間で違う人のようになった。

父はしばらく大人しかった。

警察の人が、父の言い分をまきおばちゃんに話した。

最近、家族と疎遠になっていた。寂しかった。

家族なのに、輪に入れず辛かった…。

と話したそうだ。

無口で不器用な父。

無口な分気づいてあげられない事があったんだ。

そこから父は優しくなった。

でも、それは、私たちの家が警察のパトロール経路になったからだった。

この平和は、警察によって守られていた。
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