ヒマワリの笑顔
これからどうしようか・・・

その夜、妹を寝かしつけた後、母が言った。

いつまでもこうしていられない。

「お父さんいなくても良いかな?お母さんは、もうその覚悟ができているんだ。
あなたたちがいたら、それで良い。」

兄は賛成した。

兄はいつも母を守ろうと気をはっていた。

私も賛成した。

まきおばさんは、この町の後始末は任せて。

と言った。

父と母が離れて暮らす。

つまり離婚だ。

そこまで実感がなく、この町を出るなんて考えられなかった。

次の日、昼過ぎに母が出て行った。

私たちは、なんとなく緊張していた。

妹は変わらず歌っていた。

しばらくすると、母は大きな荷物をもって帰ってきた。

父が仕事に出かけたのを確認すると、キッチンの窓を割り、必要最低限の荷物をもって出てきたのだ。

何故僕を連れていかなかったんだと兄が言うと、父が途中で帰ってきたら、今度こそ殺されると思ったんだと母は言った。

なぜか帰ってくる。そんな気がしたと、母は言った。

すぐタクシーに乗り、駅に向かった。

あとは任せて!!

タクシーにのる時に、まきおばさんか言った。

落ち着いたら連絡する。

母は言って別れを告げた。

何度も電車を乗り換え、すっかり日が落ちかけていた。

やっと森の山奥の駅へついた。

しばらくここね・・・・母はつぶやいた。
< 32 / 32 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop