LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
それにしても。

一生はさっきから、どこか物憂げで…



ー「一生っ、大変っ…!
…っ、ちょっと行ってくる!」ー

「つぅか、大慌てで独占狙ってたけど…

奏曲の事、そんな必死?」


無理して明るく振る舞おうとしてるのか…
そんな冗談まで。


だいたい必死も何も…

確かに急いでたけど、そんな慌ててたっけ?と思いながら…

とりあえず、笑いを返す。



でも今日の主役のプレゼントは渡したから、次は…

少しでも元気づけられたらいーけど。



「ところで一生?
誕生日はとっくに過ぎちゃってるけどさ…

一生も、おめでとう」

そう差し出したプレゼントに…


キョトンと固まる姿。



「え…っ、何でっ!?」

続いて、今までにない動揺反応。



「だって、その時にはもう出会ってたし…
いつも助けてもらってるから、そのお礼も兼ねて」



「…

莉愛っ、それ反則…」

そして、困ったように笑いだす。


< 212 / 348 >

この作品をシェア

pagetop