LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
一瞬、キョトンとして…

だけどすぐに胸が騒めく。


もしかして隼太が冷たかったのは…

その危険な世界に、これ以上深入りしないように遠ざけてたから?



「隼兄なりの、優しさだよ」

一生のフォローが、それを追い討ちして…



胸が強く、締め付けられる。




自分の気持ちが、よくわからなくなってたし…

最近は奏曲の事で、頭がいっぱいだったけど…


隼太の事、嫌いになったワケじゃない。



だいたい、あんなに好きだったのに…

そう簡単に吹っ切れるワケないよね?





去って行く後ろ姿を、切なく見つめてると…

その近くに居た奏曲と、ふいに視線が絡む。


哀しげな瞳と麗しいビジュアルが合わさった、あまりの艶麗さに…

胸が恐ろしく弾けて、息を飲んだ。



奏曲は私を見据えたまま、その口が何かを言い零す。


もちろん聞こえる筈もなく。

"解らないよ?"の意味で「…ん?」と、
首を傾げると…


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