LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
だけど、どんなに中毒的に想っても…


その日も、奏曲からの連絡はなく。

私からも、怖くて出来る筈もなく。



あのコとどんな夜を過ごしてるのかと思うと、涙が止まらない。



狂いそうなほど切なくて、

吐きそうなほど苦しくて、


眠れないまま朝を迎えた。




当然仕事も手につかず…


切り刻まれ過ぎた胸は、焼け付くように痛んで。

その熱で縮んだかのような肺は、呼吸まで苦しめ続ける。



「莉愛ちゃん…
その検品、いつになったら終わるの?」


「あ…

っ、すいません…!」



「…

また、恋愛の事?」

呆れ口調の問い掛けに…


沈痛な頷きを返すと、
それに大きな溜息が充てがわれた。



「あのね、莉愛ちゃん…
気持ちは解らなくはないわよ?

でもね?
前々から思ってたんだけど…
仕事に悪影響を及ぼす恋愛なんて、いい恋愛だとは思えない。

そんな恋愛を引きずるより、前向きに頑張った方が、幸せの近道だと思うわよ?」



ドキッ、と覚醒させられた気がした。


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