先生、私じゃダメですか?
朝が来て、
私と渋谷は朝食をとった。
「色々とありがと、渋谷」
「いきなり呼び捨て? 」
渋谷はニッコリ笑っている。
渋谷が笑うと、
私の胸はドキッと音を立て
身体が熱くなる。
そして、嬉しくなる。
「別にいいけどね」
「私、そろそろ帰る。泊めてくれて、ありがとう」
私は足早に
玄関の方へ歩いていった。
ここにずっといたら、
家にもっと帰りたくなくなる。
帰りたくない
渋谷と一緒にいたい
そんな意味の分からない気持ちで、
頭が一杯になってしまって……
私はどうかしている。