先生、私じゃダメですか?


朝が来て、
私と渋谷は朝食をとった。


「色々とありがと、渋谷」
「いきなり呼び捨て? 」


渋谷はニッコリ笑っている。




渋谷が笑うと、

私の胸はドキッと音を立て
身体が熱くなる。




そして、嬉しくなる。


「別にいいけどね」
「私、そろそろ帰る。泊めてくれて、ありがとう」


私は足早に
玄関の方へ歩いていった。



ここにずっといたら、

家にもっと帰りたくなくなる。





帰りたくない

渋谷と一緒にいたい


そんな意味の分からない気持ちで、
頭が一杯になってしまって……




私はどうかしている。




< 23 / 84 >

この作品をシェア

pagetop