輝く太陽のようなきみと、永遠を。【旧ただキミ 修正中】


そして案の定、病院で診てもらった所、捻挫してたらしい。


全治、3ヶ月らしい。
もう少し放置してたら危ないとこだったと医師も言っていた。



そして、テーピングをしてもらい、俺は翌日からまた登校した。


もちろん、テーピングした状態で登校したから、クラスメイトたちはものすごく心配してくれた。


『わりぃな、蒼汰。俺たちのせいで』

『長谷川ばかりに負担かけちまって…悪い』

と口々にそう言うクラスメイトたちに俺は


『気にすんなよ。

捻挫したのは俺のせいだし、気にすんな。
それに、俺こそサッカーの試合、参加できなくて悪かった』



ただでさえ、人数ギリギリなのに俺が抜けたことでうんと迷惑をかけただろう。


『いいって。気にするなよ』


と、サッカーに参加してたやつらは嫌な顔せず、そう言ってくれた。



ーーそして、昼休み。


俺は毎日のように購買部で飯を買うから今日も買いに行こうとしたら、


『長谷川、足を捻挫してるんだし俺が買ってきてやるよ』

と、声をかけてくれた。

『いや、平気。

それに、俺…お礼が言いたい人もいるからさ』


『……そっか。分かったよ』


けど無理するなよ、と言い残して教室を出ていったクラスメイト。


俺も財布片手に教室を出た。
もちろん、テーピングしてるとはいえ、普段歩く時と同じスピードで歩ける訳がなく、


ノロノロ亀ペースで歩いていた。


そして、汐音のクラスに差し掛かった時、俺は汐音のクラスメイトに呼び出して貰おうとしたが、


辞めた。
呼び出して、注目の的になるのも厄介だからな。


さっきから、女子の視線が痛いほど刺さっていて、少し気まずいな、と感じてしまった。




だから後で話しかけようとした時、



ガタンと席を立つ音がした。
ふと、横目で見ると、汐音が立ち上がっていて、一緒に飯を食べてるヤツらに何か言ってから、


廊下に向かっている姿が見えた。


あれ、これ……今、話しかけるチャンスじゃね?と思った俺は、



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