女子高生の私と不機嫌な若頭


『涼介さん……私、バイトやめた方がいいかな?』


寝る前、いつもベットで
今日の出来事を話すのが日課になっていた


相変わらず涼介さんは私を抱きしめてねるんだけど、変わった事といえば
後ろ向きに抱きしめられていたのが
今は向かい合って寝ている

朝、目を覚ました時に私の寝顔を見ると安心するらしい


「……俺の答えは決まってる」


そうだった……涼介さんは私が夜働く事自体気に入らない


「……けど、お前が働きたいなら我慢する。お前の人生だから、好きな事をしたらいい。そのサポートをするのが俺の役目だから、気にするな」


気にするなと言っても
涼介さんの顔は少し怒ってるようにも見える
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