女子高生の私と不機嫌な若頭


「杏奈がいないと眠れなかった」
「生きている心地がしなかった」
「……よかった…」



そう言って触れる手は
少し震えていた


『……ごめんなさい』


「ん…俺たちを守ろうとした杏奈の気持ちは嬉しい……けど杏奈が犠牲になる必要はないし、杏奈がいないと意味がない」

「……それに無理して俺に抱かれるなんて無茶なことを……」


『ち、違うよっ!』

涼介さんの言葉を遮る


『無理なんてしてない。あの時、涼介さんと離れたら二度と会えなくなるのはわかっていたの……俊太郎さんに何をされるかもわかっていた』

『だから……初めては大好きな人とって………涼介さんとって思ったの』
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