猫メイド×高校教師
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放課後
先生の部屋の前に来てからたぶん五分くらい経った。
お仕置きが恐ろしくてなかなかドアを開けられずにいた。
「あれ、そこのお嬢さん。ここに何か用かい?」
「へっ……?」
う、うわぁあ……城野さん登場。
あ。城野先生か。
「ここは空き教室のはずだけど何か用?」
「えっと…菜葉先生に呼ばれて」
「え。時雨に?…ここに入ったことあるの?」
「はい。一度だけ」
「そうなのか…。入りなよ」
そう言ってドアを開けてくれた。
中には先生はいなかった。
「時雨はまだ来てないみたいだ。座って待ってなよ!」
「ありがとうございます」
ちょっと遠慮がちに座るとすぐ隣にどかっと城野先生が座った。