【短編】甘い香り-Last×kiss-
「誰だって聞かれても...。」


悠季は、ちょっと困った顔で首を触った。


《お前、ちゃんと俺が彼氏だって言えよっ!!》


俺は、コソコソ話で悠季に伝えた。


《はあっ!?無理に決まってんやろっ!?》


《何でやねんっ…!?》


《無理ったら無理っ!!》


悠季は、プイッとそっぽを向いた。


――…何でだよ。


悠季まじ意味分かんねぇよ。
< 9 / 34 >

この作品をシェア

pagetop