禁断のプロポーズ
「お前もか」
と言われ、
「……なんでですか」
と睨む。
「俺はお前と智久の方が似てるというか、息が合ってる気がしてるが」
「嫌味ですか?」
夏目は振り返り、ちょっと冷たい目で、こちらを見て言った。
「……智久の家に行って、本当になにもなかったのか?」
いや、そもそも、なにもなかったなんて言ってないし、と思いながら、引きつり笑いを浮かべていた。
「なにもないし、私の心は動かないですっ」
と夏目の腕にしがみつくと、
「なにかあったんだな」
と言われる。
「あったって程のことはありません。
あんなの、ライオンにじゃれられてるようなもんですっ」
「お前、今回は俺が付いて行ったんじゃ、喋らないだろうと思ったから行かなかったが。
二度と、智久の家には一人で行くなよ」
もちろんですっ、とは激しく頷く。
「だいたい、私が智久さんを好きになることはありません」
「なんでだ?」
「だって、考えてみれば、智久さんを好きにならなかったのがおかしいんですよ」
突然のそんな主張に、夏目が眉をひそめる。
と言われ、
「……なんでですか」
と睨む。
「俺はお前と智久の方が似てるというか、息が合ってる気がしてるが」
「嫌味ですか?」
夏目は振り返り、ちょっと冷たい目で、こちらを見て言った。
「……智久の家に行って、本当になにもなかったのか?」
いや、そもそも、なにもなかったなんて言ってないし、と思いながら、引きつり笑いを浮かべていた。
「なにもないし、私の心は動かないですっ」
と夏目の腕にしがみつくと、
「なにかあったんだな」
と言われる。
「あったって程のことはありません。
あんなの、ライオンにじゃれられてるようなもんですっ」
「お前、今回は俺が付いて行ったんじゃ、喋らないだろうと思ったから行かなかったが。
二度と、智久の家には一人で行くなよ」
もちろんですっ、とは激しく頷く。
「だいたい、私が智久さんを好きになることはありません」
「なんでだ?」
「だって、考えてみれば、智久さんを好きにならなかったのがおかしいんですよ」
突然のそんな主張に、夏目が眉をひそめる。