禁断のプロポーズ
「……鞄を引っ繰り返してたんですよね?」
「鞄が引っ繰り返されてて、箪笥の引き出しが幾つか開けられてたな」
「引き出しは、全部じゃなかったんですか?
じゃあ、箪笥を探した方が後だったんでしょうか。
おねえちゃんの日記は鞄にありました。
見つけてもなお、なにかを探してたってことですか?
それか、引き出し開けてる途中で、鞄に気がついて、そっちを見たか」
「金盗るついでに興味本意で持ってったのかもしれないな。
なにかまずいことが書いてあれば、脅して、金盗れるかもしれないし」
「空き巣がそんな危険なことしますかね〜?」
「更に探してたって言っても、お前の部屋に他に狙われるようなもの、ないだろう」
決めつけたような口調で言うので、つい、
「あるかもしれませんよ」
と言ってしまう。
「なんだ?」
「……えーと、日記ですよ」
「日記?」
「私の日記ですっ」
と威張ったように言うと、阿呆か、と言われる。
「どうせ、くだらないことしか書いてないんだろ」
と流された。
「鞄が引っ繰り返されてて、箪笥の引き出しが幾つか開けられてたな」
「引き出しは、全部じゃなかったんですか?
じゃあ、箪笥を探した方が後だったんでしょうか。
おねえちゃんの日記は鞄にありました。
見つけてもなお、なにかを探してたってことですか?
それか、引き出し開けてる途中で、鞄に気がついて、そっちを見たか」
「金盗るついでに興味本意で持ってったのかもしれないな。
なにかまずいことが書いてあれば、脅して、金盗れるかもしれないし」
「空き巣がそんな危険なことしますかね〜?」
「更に探してたって言っても、お前の部屋に他に狙われるようなもの、ないだろう」
決めつけたような口調で言うので、つい、
「あるかもしれませんよ」
と言ってしまう。
「なんだ?」
「……えーと、日記ですよ」
「日記?」
「私の日記ですっ」
と威張ったように言うと、阿呆か、と言われる。
「どうせ、くだらないことしか書いてないんだろ」
と流された。