禁断のプロポーズ
「なんですか?」
「お前が先に言え」
「こっちばっかりですね〜。
課長が握っているのが、よっぽどのネタじゃなかったら、殴りますよ。
ご想像通り、日記を取られたって言うのは嘘です」
「此処に入り込むための嘘か?」
「なに言ってるんですか。
課長が此処に住めと言ってくれるなんて、思わないじゃないですか。
うっかりしてたんですよ」
「うっかり?」
「ソファの上に日記を置いてたと思ったんですが、違ったんです。
すぐ気付いたんですが、ちょっと、引くに引けなくて」
「……じゃ、その日記は何処にある」
「今、此処にはありません」
「貸金庫に預けてあって、開くと爆発するんじゃないだろうな」
「映画の見過ぎですよ、課長」
夏目はそこで溜息をつき、
「日記、取られたんじゃないのなら、俺の推察も違うかな」
と言い出した。
「なんですか?」
「もし、誰かにそれを取られたのなら、やっぱり、お前の姉貴が死んだことには、なにか秘密があるんじゃないかと思ったんだ」
「やっぱりって、なにか思い当たる節でもあるんですか?」
「お前が先に言え」
「こっちばっかりですね〜。
課長が握っているのが、よっぽどのネタじゃなかったら、殴りますよ。
ご想像通り、日記を取られたって言うのは嘘です」
「此処に入り込むための嘘か?」
「なに言ってるんですか。
課長が此処に住めと言ってくれるなんて、思わないじゃないですか。
うっかりしてたんですよ」
「うっかり?」
「ソファの上に日記を置いてたと思ったんですが、違ったんです。
すぐ気付いたんですが、ちょっと、引くに引けなくて」
「……じゃ、その日記は何処にある」
「今、此処にはありません」
「貸金庫に預けてあって、開くと爆発するんじゃないだろうな」
「映画の見過ぎですよ、課長」
夏目はそこで溜息をつき、
「日記、取られたんじゃないのなら、俺の推察も違うかな」
と言い出した。
「なんですか?」
「もし、誰かにそれを取られたのなら、やっぱり、お前の姉貴が死んだことには、なにか秘密があるんじゃないかと思ったんだ」
「やっぱりって、なにか思い当たる節でもあるんですか?」