能あるイケメンは羽目を外す
「陽斗……私……妊娠してるって……。嘘みたいだけど……」

まだ信じられない。

最近、食欲なくて体重も減って、お腹はペチャンコなのに……。

先生の話では、妊娠七週目だった。

「おめでとう、楓」

陽斗は椅子から立ち上がると、嬉しそうに微笑みながら私の身体をそっと抱き締めた。

「私……お母さんになれるかな?」

妊娠したという事実に戸惑っている私を安心させるかのように陽斗がポンと優しく私の背中を叩く。

「大丈夫。俺がついてるし、俺も育児勉強するよ。実は育児書いくつか買ってあるんだよ。母子手帳ももらいに行かないとね」

え?用意早くない?

女の私でも妊娠の事なんて全然頭になかったのに。

何で?

私が陽斗の顔を見ながら目を丸くすると、彼はさらに衝撃の告白をした。
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