能あるイケメンは羽目を外す
「近いうちに楓に赤ちゃん出来るんじゃないかって予感がしてたんだよね。多分、沖縄の時に出来たんじゃないかな?」

「それって……あの台風の夜?」

「あの時……余裕なかったんだけど、楓となら赤ちゃんが出来てもいいって本能的に思ったんだと思う。だから、妊娠してくれてありがとう」

陽斗に笑顔でそう言われて初めて、自分のお腹の中に赤ちゃんがいるって実感した。

「元気な赤ちゃん生まれるといいな」

私が自分のお腹の上に手をやると、陽斗も私のお腹を守るように自分の手を重ねた。

「そうだね。二人で大事にしよう。俺がパパだからね」

陽斗は屈んで私のお腹に話しかける。

まだ気が早いと思いながらも、そんな彼の姿を見て私は幸せな気持ちで一杯になった。

きっと陽斗はいいパパになるだろう。

思いがけない天からの贈り物に、私は陽斗と一緒に喜びを噛み締めた。
< 285 / 286 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop