Rhapsody in Love 〜幸せの在処〜
みのりがそうアドバイスすると、遼太郎はそれに少し興味を持った。
「…先生の資格?環境学部で取れるんですか?」
「うーん…。調べてみないと分からないけど、環境学部なら公民科の教職免許が取れるんじゃないかな?法南大学は教育学部も持っているから、そこに聴講に行って、資格を取るって形になると思うけど。」
「先生もそうやって資格を取ったんですか?」
「そうよ。私の場合は文学部だったから、同じ大学の教育学部に通ってね。大学の教務課で訊いたり、先輩に訊いたりしたら、教えてくれると思うよ。」
そんな話を聞いていると、遼太郎は大学時代のみのりのことが知りたくなった。それを詮索するために、いろんな質問が飛び出してくる。サークルのことや友達のことなど。
一番訊きたかったのは、以前も少し話題に出た〝彼氏のこと〟だった。
前に聞いている彼氏以外にどんな人と付き合ったのか。そして、その彼氏といつどんなふうに、…深い関係になったのか…。
しかし、それについては遼太郎もなかなか言い出せず、みのりもそこには敢えて触れようとしなかった。
チラリとみのりが時計へと目を向ける。遼太郎もその動作を受けて、時刻を確かめた。
4時25分を指す針を見て、遼太郎の焦燥はいっそう強くなり、心臓が激しく脈打ち始めた。