溺愛ドクターは恋情を止められない
それから三日。
私はそのまま入院生活を送った。
私がひとり暮らしだと知っていた高原先生の配慮もあったようだ。
脳震盪のあとは、あまり動いてはいけないから。
そして、個室に入れてもらえたのは、院長から、ケガをさせたことのお詫びの様だった。
重症患者が来たらすぐに大部屋に移ると伝えてあったものの、幸いそれもなかった。
日用品は、心配して何度も顔を出してくれる那美がそろえてくれた。
そして……。
「都の誤解、解けたみたい」
「そっ、か」
ナースの間に飛び交っていた噂は、小谷先生のおかげで収束しつつあるようだ。
「ホントに、フッたの?」
「そういうことに、なるのかな。小谷先生の誠意は受け取ったし、とても素敵な人だとは思ってる」
正直に話すと、那美はうなずいた。