手紙~大切なひとへ~
パパが女の人といましたママとは違う女の人……ママは忙しいから、パパも淋しかったんだね… 独り、人込みに消えてゆく、見覚えのある背中を見つめてた…13才…


夜の楽しさを知りましたいつもにぎやかな音楽とざわめく声に安らいだ…友達が沢山できた…… そして、いつの間にか、逃げてた…14才…


そして…

祐チャン、あなたに出会えた…


ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと……独りだったの…


『おまえ、淋しい目、 してるね、泣いてるみたいだょ』

誰かに気付いて欲しかった…
本当は弱いんだょ。

誰かに伝えたかった… 本当は淋しいんだょ。

誰かに甘えたかった…
本当は抱きしめて欲しかった…。



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