それでも僕等は恋を繰り返す


恥ずかしくなって下を向いた時、カンナが近くにあった机をガンっと蹴った。

その大きな音に周りが一瞬にして静まりかえる。

「うるせー」

何に苛立っているのか今日は機嫌が悪いなあと思っていると、そのまま教室から出て行く。

「うっわ、天羽機嫌わるくね?つーかお前のせいじゃん、今日来るなよ」

「はあ?なんでウチのせい??」

そのままみんなもカンナを追いかけ教室から出て行く中、神崎さんも後を追おうとするまさにその瞬間、

「つーかあんたさ、」

椿が彼女の腕を捕まえた。

神崎さんも苛立っているのか椿を睨みつける。

「こんなブスでよくカンナの隣歩けんね。鏡見たことあんの?恥ずかしくないわけ?」

で…でた椿の毒舌…そしてこの人には全く悪気がないからよりタチが悪い…

「スカートこんな短くしてるけどさ、足めっちゃ太いんだけど。何?わざと太ってますアピールしてんの?」

椿さん?もうやめたげて?

「てかさ、あたしがあんたなら一生外から出れないわ~」


―――あー。夢なら覚めて…


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