空色canvas


目を覚まそうと体を起こすとガーン!と頭に痛みが走った。



「………っ!」



ガンガンする…完全に二日酔いだ。



「おにいちゃん…だいじょうぶ?」



さっきと同じ声にガンガンする頭を支え見上げた。

そこには大きな瞳で俺の顔を覗き込むやっぱり同じ歳ぐらいにしか見えない女の子。


心配そうに目尻を下げる姿がまたかわいい…

…て、そうじゃない!





「…き……み…は?」




痛みに顔を歪めながら聞いてみた。

まだ夢の続きなのかもしれないおと思うけどこの頭の痛さは異常だな。



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