空色canvas
「まじカッコイイよな~!」
圭介の目は明らかに憧れの眼差しだ。
「え…何かお前のこと見てるっぽいけど。てか、こっち来るんじゃね?」
「えっ…」
それから数秒後に圭介の予想は的中した。
俺のすぐ横に立ち、上から見下ろしている。
俺もその視線を返すようにゆっくりと見上げた。
だけどそんな俺たちに圭介は落ち着かない様子だ。
「ちょっといいか?」
全く笑みのないその表情を見て俺は席を立った。
「わりぃ…俺、次の授業サボるわ」
圭介に言うと誠司と呼ばれる男の後ろをついていく。
「え…おい、榛真…!」
慌てて呼び止める声が聞こえたけど、振り返ることなくそのまま付いていった。