空色canvas
見慣れた景色。
やっぱりここは俺が通う大学だよな?
「………?」
だけどここは俺も知らない…
付いた先には見慣れない景色が広がっている。
こんな所があったのか…?
校舎の裏から更に奥に進むと、だだっ広い空間が広がっていた。
そして彼女はその真ん中に俺を連れて行く。
そこには芝生の上にそのまま置かれたイーゼルとシートの上に散らばった絵の具。
そのシートも絵の具に染まっている。
このシートを見せられて「これが作品だ」と言われれば、それならそれで芸術家たちは目を輝かせて魅入るのかもしれない。
だけど俺には芸術センスなんて0だ。
ただの汚れたシートにしか見えない。