空色canvas
青い絵の具をたくさんつけてキャンバスに色をのせていく。
そして白、水色…たまにグリーンなんかも入ったりして…。
俺は空が出来上がっていく様をただただ呆然と見つめていた。
そして楽しそうに描く彼女の姿を…
なんて綺麗なんだろう…
…ペタ。
「………?」
頬がひんやりとしたのを感じ、ボーっとしていた頭が冴えた。
そこには筆を俺の頬に押し付ける彼女の姿。
筆にはしっかりと絵の具が付いてる。
そして彼女はニッコリと微笑んでいるんだ。
何が起こったのか一瞬分からなくて、頬に手を当てると指が青色に染まっている。
「……!?な…なにするんだよ!」
思わず体を後ろに引いた。