空色canvas



…誰もいない。


ザワザワと風が通り抜ける音がやけに大きく聞こえた。




「…あ……」



今日も見つけた、ど真ん中に置かれたイーゼルと散らばった絵の具。

でもその近くに彼女の姿は見当たらなくて、俺はゆっくりと足を進めた。


イーゼルの上に置かれたキャンバス。

昨日よりも少し進んでいる…。


昨日はふんわりと浮かんでいた雲が今日は少しはっきりと姿を見せ、逆に青い青い空は少しだけ淡くなり真っ白い雲を包み込む。




「やっぱりすげぇな…」



思いがそのまま声となってでていた。


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