空色canvas
「サヤ…10歳だよ?ハルもサヤの言うこと信じてないの?」
肩を落としたと思ったらもう目を潤ませている。
泣いたり笑ったり…ほんとにくるくる表情が変わるな。
でもこれが嘘をついているとは思えない。
「…ハル?」
「んー…正直見た目は10歳には見えない。俺と同じくらいにしかね。でも、この絵は10歳のサヤが描いたものじゃないかな?」
イーゼルに立てかけてあるキャンバスを指差す。
「えっ……」
「絵は心で描くんだろ?これはサヤの10歳の心を表してるんじゃないの?」
…2回目。
まだ彼女に会って2回目なのに、どうしてこんなにも彼女の雰囲気にのまれてしまのだろう…。