空色canvas


――――――――

――――――
――――
―…




………ん……


……ちゃ……ん…



…に……ちゃ…ん…




うっすらと戻る意識の中で遠くから声が聞こえた気がした。

それはとてもカワイイ女の子の声。

小学生ぐらいだろうか…




「…おに…い…ちゃん?」



……お兄ちゃん?

俺に妹なんて居たっけ…


あぁ…きっと俺の隣にこの子のお兄ちゃんが居るんだろうな。



ん?いや、違う……


ここは大学のはずだよな?



< 8 / 258 >

この作品をシェア

pagetop