空色canvas
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―…
………ん……
……ちゃ……ん…
…に……ちゃ…ん…
うっすらと戻る意識の中で遠くから声が聞こえた気がした。
それはとてもカワイイ女の子の声。
小学生ぐらいだろうか…
「…おに…い…ちゃん?」
……お兄ちゃん?
俺に妹なんて居たっけ…
あぁ…きっと俺の隣にこの子のお兄ちゃんが居るんだろうな。
ん?いや、違う……
ここは大学のはずだよな?