空色canvas




「……期限は?」



半ば諦め気味でサヤの手から絵の具の乗ったキャンバスを受け取った。




「期限はないよ」



「…ないの?」



当然、明日!とか無理なこと言い出すんじゃないかと思っていたから拍子抜けした。

期限のない宿題…ね。




「ハルが描けたら見せて?」



「それで…俺、卒業できんの?」



ニヤッと笑ってみせる。



「できるよ。サヤが100点つけてあげるから!」



「俺の絵に?」



「うん!」



そしてまたキラキラと太陽のような笑顔を見せた。




なぁサヤ…

あの時俺が描いた下手くそな薔薇を、君は今でも見てくれることがあるんだろうか…



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