死んでもずっと友達だよ
〈 夏希どうしてだよ!

オレたちは仲間だっただろ? 〉




浩太の視界にみるみるうちに近づいてくる地面が映った。




〈 和也、香澄、圭吾、翔子……。

オレはみんなの言うとおりに、校舎の屋上に来るべきじゃなかったんだ。

校舎の屋上には、夏希がいたよ。

でも、あの夏希は、オレたちと仲間だった夏希じゃないんだ…… 〉




浩太の体が固い地面に激突した。




浩太はその瞬間、激痛を感じ、自分の運命の終わりを感じていた。
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