こんな私、私じゃない。でも私・・・
「美沙、少し仕事の話していい?」
土曜日の朝にすぐると軽い朝食とコーヒーを楽しんでいる時に珍しく「仕事の話」と言われた。
「仕事の話?珍しいね。何?」
手に持っていたマグカップをテーブルに置き、隣に座っているすぐるを見た。
仕事の話はほとんどしない。少し愚痴を聞いてもらったりしてアドバイスをもらったりはするけど、改めて「仕事の話」って言われたことは今までなかった。
「月曜日に話があるけど、先に言っておくね。美沙は異動になる」
異動?
えっ!?
「異動?どこに?」
私の頭の上ははてなだらけだった。
「その前にね。社長室の山崎さんが結婚退職することになって今月末で辞める。その代わりに人がいるんだけど、いなくて・・・で、管理部から異動させることになって名前が挙がったのが緒方さんと美沙の二人の内のどちらかってことになった」
社長室の山崎さんが結婚退職?
今月末って半月もない。
なにそれ?
緒方さんと私のどちらか?
「なんでそんな急な退職?探せばいるでしょう?なんで緒方さんと私?意味わからない」
私は少しパニックになっていた。
「落ち着けってきちんと説明するから・・・」
そう言ってすぐるがしてくれた話。
土曜日の朝にすぐると軽い朝食とコーヒーを楽しんでいる時に珍しく「仕事の話」と言われた。
「仕事の話?珍しいね。何?」
手に持っていたマグカップをテーブルに置き、隣に座っているすぐるを見た。
仕事の話はほとんどしない。少し愚痴を聞いてもらったりしてアドバイスをもらったりはするけど、改めて「仕事の話」って言われたことは今までなかった。
「月曜日に話があるけど、先に言っておくね。美沙は異動になる」
異動?
えっ!?
「異動?どこに?」
私の頭の上ははてなだらけだった。
「その前にね。社長室の山崎さんが結婚退職することになって今月末で辞める。その代わりに人がいるんだけど、いなくて・・・で、管理部から異動させることになって名前が挙がったのが緒方さんと美沙の二人の内のどちらかってことになった」
社長室の山崎さんが結婚退職?
今月末って半月もない。
なにそれ?
緒方さんと私のどちらか?
「なんでそんな急な退職?探せばいるでしょう?なんで緒方さんと私?意味わからない」
私は少しパニックになっていた。
「落ち着けってきちんと説明するから・・・」
そう言ってすぐるがしてくれた話。