こんな私、私じゃない。でも私・・・
「美沙・・・」

名前を呼ばれても顔を上げられない。

「やっと『彼女』から電話が来て、あの日タイミングよく美沙が一人だったから・・・」

すぐるの話を聞いていると私を誘いたくてしょーがなかったって感じだけど、誘われた時にそんなことを感じさせなかった。

ホントにご飯食べる相手に困ってて感じだったのに・・・

電話が掛かってきて3日後、私を食事に誘ってくれた。

すぐるは初めてご飯を食べた時から優しかった。

毎週ご飯食べに行って家まで送ってくれていた。

「すぐる・・・」

すぐるは最初から優しかった。

とても優しかった。

この男は‼って思ったこともあったけど・・・

「大好き・・・それと・・・」

そう言ってすぐるの首に手をまわした。

「ありがとう」

私を好きになってくれて・・・

ぎゅっと抱きしめられた私。

「そんな可愛いこと言ったら今日寝かせられないけど・・・」

すぐるはニヤリとした顔をして私にキスを仕掛けてきた。

この人のキスは上手い・・・

「ダメ」

唇が触れているけど唇だけ動かした。

「ダメって言われてやめるわけないだろう?」

その後はすぐるにされるがまま・・・
< 212 / 214 >

この作品をシェア

pagetop